俺ガイル 解説

注 ネタバレ満載です。俺ガイル、10巻をこえたのでそろそろまとめてみようかなと思ってつくりました。

俺ガイル11巻の感想

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11 (ガガガ文庫)

 

 

6月24日発売ということで、
さっそく昨日買って2回読み終えました。

もうね、、、

この巻はほんと最高・・・

 

ネタバレするには早いと思いますが、
アニメでもやってる部分ならいいよね?

 

というわけで、以下ネタバレを若干含みながらの感想です。
完全な私見ですが。

 

舞台はバレンタインデーのちょっと前から後まで。

バレンタインデーというイベントのせいで、
部室の雰囲気が変わります。
関係を一歩踏み込むかどうか、
嘘や欺瞞に満ちた空間となってしまった部室。

気に入ってしまった空間を壊したくないと願いながらも、
本物じゃないと自覚して、ならば本物は・・・?
といった答えを探す八幡。

そんな思考経路をたどりながら、
雪ノ下、由比ヶ浜の心境にも、
一歩、また一歩と踏み込んだストーリーでした。

冗談で済まされるほどの気持ちは3人とも持っていないから、
だからこそ、冗談や言い訳で、なんとか関係性の体裁を整えていた。

でも、そんなのは、欲しい関係じゃない。

だからこそ、思いをぶつける覚悟をして、
決めた由比ヶ浜

その真の優しさに応えようとする八幡。

アイデンティティ・クライシスに陥ったけど、
自分を手に入れようと立ち上がる雪ノ下。

 

相互の思いは別々だけれど、
それでも交われる奇跡を信じれる、
そんなストーリーでした。

 

あと、陽乃さん、ほんと憧れます。
平塚先生が、先生として生徒を導くのと同様に、
陽乃さんは、歳の近い姉貴として、彼らが間違わないように、
誤りを訂正しようとしてくれます。


平塚先生と陽乃さんの会話も楽しく、
陽乃にもやはり家庭の事情が影響しているなぁ、
といったサブストーリーにも想像が働きます。

人それぞれ、大切に思う関係が違う、
それでいいと思いますが、
関係が違ったとしても深く付き合えるような、
そんな関係を妄想してしまいました。

次巻が楽しみ過ぎます!!